【浜松西高中等部】総合適性検査問題の出題傾向と対策

今年の静岡県公立中高一貫校(浜松西高校中等部・清水南高校中等部・沼津市立高校中等部の3校)入試でおこなわれた総合適性検査問題に、きわめて特徴的な問題がいくつか出題されています。

資料やレポートを読み取る力が前提となる問題が出ています

特徴的なもののひとつとして、資料およびレポートの内容を読んで、そこにどのような課題がありどう解決するかを読み取って考えさせる問題がありました。
ひとつは「なぜサクラエビ漁は春漁と秋漁があるのか。そしてサクラエビ漁を減らさないためにどんなことをやっているか」などについて、資料を読み取りながらその課題を解決するという出題です。
もうひとつは気象の問題で、3日間の雲の画像とアメダスの雨量情報が資料として掲載されており「4/15~17の九州・四国・本州にあらわれている日本付近の天気の特徴を書きなさい」という出題です。
すでに皆さんご存知のように、大学入試が知識先行の形から記述による解答を求める入試へと変わろうとしています。その変化に伴い、当然のことですが高校入試でも記述問題が多くなってきています。そしてもちろん、今回の中高一貫校の入試でも同様に記述により答えさせる問題が増える傾向にあります。

  • 資料をどのように読み取るのか
  • 資料から課題をどうやって見つけるのか
  • 資料からどういう解決策がわかるのか

等々、今までの語句や記号で答える知識偏重の入試傾向からの大きな変化が見て取れます。
この変化が中高一貫校の入試傾向の変移における一つの方向付けであること、そして間違いなく静岡県の高校入試においても同様の傾向が今後見られるであろうことが考えられます。

アクティブラーニングで課題解決型の思考力をつけましょう

このような「課題解決型」の出題傾向に対して、小学校の段階からどう取り組めばよいか考えてみましょう。
ここ数年、小学校においても中学校においても少人数グループによる「アクティブラーニング」の授業が積極的に取り入れられています。アクティブラーニングは、人の発言を聞いたり自分の考えを伝えたりする授業形態のことです。このアクティブラーニングの授業をより大切にして学校授業に参加すれば、今回ご紹介したような課題解決型の入試問題に対応する力をつけられます。

西中受験対策クラスのご案内

今回取り上げたような特異性の強い入試問題に対応できる力を付けるためには、その傾向と対策に特化した授業に参加することが重要です。
虹の風学修館の浜松西高中等部受験対策クラスでは、毎週の授業で新聞記事について討論したり、過去の問題への取り組みについてもみんなで話し合ったりしながら問題を解決していくアクティブラーニング形式の授業を行っています。
2月5日実施予定の「浜松西高中等部・西遠女子学園 合同説明会」にご参加いただいた方を対象に、その受験対策のためのクラスでの取り組みをご紹介するための説明会をご案内しています。2月19・23・26日に実施予定ですので、どのような対策が必要なのか知っていただく機会としてぜひご参加ください。

無料公開模試に関するご相談

虹の風学修館では、今回の無料公開模試に関するご相談や浜松西中受験・私立中学受験に関するご相談を受け付けています。
2月の学校説明会に参加できない方、説明会内容をうけて個別相談をご希望される方はこちらのご案内【jpg】【pdf】をお読みいただいたうえで、お申し込みフォームよりお子様のお名前・お電話番号・メールアドレスをご記入のうえ「西中・西遠入試 相談希望」の旨をご連絡ください。