【西山教室】私立という選択肢

西山教室では9月下旬に、8月模試と9月学調の分析などを共有するための三者面談を実施しました。その面談の中で、このようなやりとりがありました。

講師「A君の第一志望はM高校だったね」
A君「はい。でも、M高校は内申を頑張らないといけなくて……」
講師「内申が足りるか足りないか考えるのは12月に最終内申が返ってきてからでいいよ。今は日々の学習を一生懸命やって、内申を上げる取り組みを頑張ろう。第二志望にはいつでも変えられるから」
保護者Aさん「ただ、第二志望のKN高校は学力的に少し勿体ない気がするんです。第一志望と第二志望の中間の公立高校が見当たらなくて……最近は私立を目指す子も多いと聞きますが、どうなのでしょうか」
講師「そうですね。最近は私立高校の授業料も国や県が世帯収入に応じて支援・減免してくれますし、ケースによっては授業料が完全無償の場合もありますから、以前より選択肢の一つとして大きくなっていますね。A君は私立では浜松聖星高校と聖隷クリストファー高校に興味を持っていたけれど、夏のオープンスクールには行きましたか?」
保護者Aさん「夏はスポーツクラブの大会等があって、実は行けていないんです」
講師「そうでしたか。聖星高校は11/18(土)に秋のオープンスクールを実施しますし、聖隷も11月4日(土)に秋の体験入学を実施予定なので、そちらに参加してみてはいかがでしょうか」
保護者Aさん「是非参加したいと思います」

他の生徒にも、夏に私立高校のオープンスクールに行っていなければ、秋のオープンスクールに積極的に参加するよう促しました。
公立・私立という区分に関係なく、生徒が一番「行きたい」と思える高校に進学して欲しいと思います。

私立高校の生徒募集 求められる内申点の変化

静岡県下の私立高校では、9月から11月にかけて学習塾経営者・講師向けの学校説明会を実施している高校が多くみられます。概ねほとんどの私立高校で行われているといってよいでしょう。

公立高校の志願倍率はもう昔ほど高くない

静岡県下いくつもの公立高校で受験倍率が1を切るか切らないかを行き来し、県下の3分の1以上の高校で定員割れを起こしているという状況です。
そのような中で近年の私立高校を見てみますと、必要な生徒数を十分に確保している様子が見受けられます。
なかには定員の1.2倍以上の応募者があってもほぼ全員合格にしている高校もあります。
公立高校の受験ははじめから避けて早くから私立単願で入試に臨む傾向もみられます。

私立高校の積極的な学校経営

さらにほとんどの私立高校で、入学を受け入れた生徒に部活動で活躍させる、大学進学で実績を上げさせる、諸々の資格取得によって就職に有利になるよう指導を展開するなど、いまや公立高校には見られないような積極的な姿勢で生徒指導・学校経営を行っています。

私立高校の授業料の無料化も拡大し、ほぼ入学者の80~90%がその対象になっていることも大きな後押しになっているにちがいありません。

人気上昇に伴い内申点の足切りにも変化が

このような中で、静岡県下の私立高校による生徒募集の特徴として、合格あるいは受験の内申点足切りを少しずつ年々アップしている様子が数多く見受けられます。今年も多くの私立高校が内申点を上げています。

数年前までは私立高校は公立高校のすべり止め・受け皿としての立ち位置が目立ちましたが、もはや今では私立単願は高校受験における大きな流れの一つになりつつあるといえましょう。来年高校受験を迎える中学3年生にとって公立高校の状況を調べることはもちろん大切なことですが、私立単願も一つの選択肢として情報を集め、オープンスクールなどにも積極的に参加することをおすすめします。

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