【お知らせ】2018小学部夏期イベント報告(追記あり)

こんにちは!

浜松市の学習塾、虹の風学修館です。

今週は、ちょっと長めのにじなびです。

夏休みに行われた小学生対象イベントのご報告です。
教育情報誌で「9月中旬にwebで!」なんて調子よく書いてしまい
自分を追いつめてしまったのを今になって若干後悔しつつ・・・(笑)
でも、楽しかったのでちゃんと報告しますよ!

 

それでは・・・

理科実験教室「色と光の不思議」

 

長丁場のイベントは、つかみが命!

身近な疑問から迫っていきます。

「なんで朝になったらカーテンを開けるの?夜になったら電気をつけるの?」
「まっくらじゃ何も見えないから!」

光は「見る」という行動に欠かせない、大切な要素です。

そう、今年のテーマは

「光」

光の三原色について実験を通して学び、ペットボトルを使った顕微鏡作りを楽しみました。

 

まずは実験から。

先生が部屋の電気を消しました。

(前の日に一生懸命段ボールや布で目張りした甲斐がありました…)

 

真っ暗な教室で、何が始まるのかな??

真っ赤な光で照らしているのは・・・カラスかな??

「この鳥は何色でしょう?」

「黒!」

ところが、教室の電気をつけてみると…

「えっ、黒じゃない!!」

「緑??」

不思議!!

 

こんどはライトが3種類!

これを使って、「光の足し算」をしてみよう!

赤・青・緑の3つの光を、手前の筒に一気にあてています。

「ホワイトボードにはそれぞれのライトの色が出ているけど…手前の筒は、何色?」

「白い光なんてあててないのに、白く光ってる!」

 

このあと、講義を通して光の三原色について学びました。

生徒たちは、絵の具や色鉛筆、クレヨンなどで「色を混ぜる」ということをすでに知っています。
似たような色を混ぜることで深みを出したり、混ぜる加減を失敗してだいなしにしてしまったり・・・

でも、光は混ざり合うことで白くなる。

「同じように色を混ぜていても、色の足し算と光の足し算は違うんだね!!」

過去の体感を思い出しながら、「光の足し算」でひとつ上の学びも得ることができました。

 

 

そのあとは、待ちに待った工作の時間。

「身近なもので顕微鏡を作る」
みんな目を輝かせて作業に集中しています。

 

慣れない釘や金づちにちょっとドキドキ

ガラスビーズを入れて、

観察するのは、ムラサキタマネギの細胞。


プレパラートも、ペットボトルを切って作りました。

「見えたーーー!」

 

大成功!

 

(※なんと撮影できました!!まわりの青い線はペットボトルのふたです)

 

これで終わりではありません。
ただ作るだけでは満足しないのが、虹の風の工作です(笑)

このあと、自分の顕微鏡で見えたムラサキタマネギの細胞をスケッチしました。
せっかく道具を作ったら、ちゃんと使ってみなければ!
これも、実践による学びですね。

 

講義・実験・制作を通して、今年の理科実験教室も大盛り上がりで終わりました。

 

 

「体感」の意義は、現象や法則などがただの文字ではなく
「自分の経験」として頭の中や心の中に刻まれることです。

「経験」というと少し難しく聞こえるかもしれません。
「思い出」と言えば、すこし身近なものになるでしょうか。

「夏休みの思い出」のひとつとして、
「光の足し算をした」「顕微鏡を作った」ということが、
いまの生徒たちがもう少し大きくなったときに
思い出のひとつから「学び」「考えること」の土台へと進化していってくれることを願っています。