【虹の風メソード】勉強は「楽しいだけ」ではだめですよね?

虹の風学修館小学部は、「知ることの楽しさ」「考えることの面白さ」をテーマに、各教室で年長(わかばクラス)~小学6年生まで、指導案に基づいた授業を日々進めています。

勉強は「楽しいだけ」ではだめですよね?

保護者の方々からいただく質問のひとつに「勉強は楽しいだけではだめですよね?」というものがあります。

果たして本当に「楽しいだけ」ではだめなのでしょうか。

知的好奇心は、小学生の子どもが誰しも持っている力だと私共は考えています。
そしてその知的好奇心を力にして、向上心を発揮するのも小学生の時期です。
与えられた勉強や課題をこなすのではなく「みずから求めて勉強する意欲をどのように育んでいくのがよいのか」ということが、虹の風学修館 小学部の永遠のテーマになっています。

覚える「通分」と楽しむ「通分」

小学校算数「分数」を例に挙げてみます。
たとえば、 2分の1+3分の1 のような異分母の足し算では、「通分」の考え方を必ず勉強します。

さて、「通分」とは一体なんなのでしょうか。
ただ計算の進め方を覚えて〇をもらうだけのために学ぶ「通分」は、算数的にも数学的にも何の意味もありません。
子供たちにとっても、計算の仕方を覚えるだけでは何の面白さもありません。

これを、子供たちも大好きな「ピザ」に置き換えてみます。(授業では教具としてピザの絵を使います)

2枚のピザを用意します。
Aのピザを2つに、Bのピザを3つに切り分けます。
Aのピザは一切れが2分の1(枚)、Bのピザは3分の1(枚)です。

それぞれのピザをあわせて置いてみましょう。

これを「ひとつの数字で表す」としたら、どのような表し方ができるでしょうか。

2分の1と3分の1の共通の値は何だろう?という問いかけが生まれます。
ここでもう1枚ピザを準備して、こんどは6つに分けてみます。1枚まるごとあるので、これは「6分の6」のピザです。

この状態から2分の1、3分の1をもらうと、このような状態になります。

「どうして6つに分けるの?」
「2分の1は6分の1がいくつあるのと同じ大きさになるかな?」
「3分の1は6分の1がいくつあるのと同じ大きさになるだろう?」

講師が司会を務め、生徒たちはそれぞれ思ったことを発言します。
このように、学び合いを通して分数の意味を深く知ろうとすることで、分数の面白さを理解することができ、通分の意味が深く理解できるようになります。

今回は分数の「通分」を例に楽しい学び合い授業をご紹介しましたが、来週はこの「楽しい勉強」の課題と虹の風学修館の取り組みをご紹介し「楽しいだけではだめなのではないか」という皆様の疑問にお答えします。

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